霊能者 吉野真琴のブログ

父方は源氏・母方は平家それぞれの血を引く霊能者。神職や僧を多く排出した由緒正しい家系に生まれ、およそ30数年の修業を経て霊能者・スピリチュアルコンサルタントになる。神界・天界・霊界に通じ龍神界とも深い縁を持つ。コンサルタント歴10年。地元岡山県はもとより広島・大阪・京都に多数のクライアントを持つ。50代。
父方は源氏・母方は平家それぞれの血を引く霊能者。神職や僧を多く排出した由緒正しい家系に生まれ、およそ30数年の修業を経て霊能者・スピリチュアルコンサルタントになる。神界・天界・霊界に通じ龍神界とも深い縁を持つ。コンサルタント歴10年。地元岡山県はもとより広島・大阪・京都に多数のクライアントを持つ。50代。

愛別離苦に苛まれているあなたへ

本日のお題は愛別離苦です。

喜怒哀楽は感情の変化、愛別離苦はその「哀」の中の事象とでもいいましょうか。
どちらも人生に深く関わる言葉、現象です。

少し前、愛別離苦の塗炭の苦しみから
何とか抜け出すべくスピリチュアル世界のことを勉強している、
という人のお話を聞きまして。
「吉野さんからびしっと言ってあげて欲しい」と言われましたが
とんでもないことです。

浮浪雲というマンガをご存知でしょうか。
長寿の青年まんがなのですがそのシリーズのうちにこんな話があります。

主人公の男は浮浪雲を大変尊敬していまして
生まれてきた自分の倅の名付け親になってもらいます。
ところがその倅、赤ん坊のうちに死んでしまいました。

最後のお別れの時に男は尊敬する浮浪雲に
「この人なら何がしかの立派な言葉を持って倅を送ってくれるだろう」と、
男は浮浪雲に期待します。

しかし浮浪雲は、冷たくなった赤ん坊を抱きかかえて号泣します。

その姿を見て男は万の言葉より千の言葉より
「その人の悲しみに寄り添う」浮浪雲の姿に感銘を受けるのでした。

喜怒哀楽・愛別離苦のまっただ中にいる人に
千の言葉万のありがたい言葉が必要なのでしょうか。
ましてや私もその人も同じ人間、同じ土俵の上に建っていると思います。
私にできることはただ、その心(喜怒哀楽)に寄り添うくらいしか出来ませんし
また、それで良いのだと思います。
「でもあなたは霊能者で人を導く人でしょう?」と言われればそうなのですが

私は霊能者という肩書の前に普通の人間でありたい。

そう思います。

今現在愛別離苦の嵐のまっただ中にいる人がいます。
あなたの心に寄り添うことしか出来ませんが
あなたは一人ではありません。
どうぞそのことだけは忘れないで下さい。
あなたが苦しくて差し出した手を振り払うことはしません。
しっかりと受け止めて進むべき道を一緒に模索しましょう。


愛別離苦に苦しむあなたへ。


吉野

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