神様の話〜神と仏と祖霊が作った国 日本〜
さて、先日から吉野の考える神様の話を書いているのですが、NHKBSでタイムリーにも歴史秘話ヒストリア 「神と仏のゴチャマゼ千年 謎解き!ニッポンの信仰心」という番組を放送していました。
先日お話した日本の神界というのはちょっと特殊で、いくつもの信仰の多重構造になってます。
まず縄文期の一万年で基礎となるアニミズムや祖霊(先祖)信仰が生まれ、弥生期に稲作や製鉄技術を持つ大規模な渡来人の流入が道教や初期の仏教をもたらし、現代の神道祭祀の原型が生まれました。
その後奈良時代に入り本格的に仏教が日本に入ってきて、番組でも取り上げられているように千年の神仏混淆の時代が始まりました。
私はこれに縄文から続く祖霊信仰を付け足して、日本は大まかに3つの多重信仰が作った国だと考えています。
神様仏様ご先祖様(祖霊)が作った国日本。
多神教と仏教徒ご先祖様の国ですから、現在の日本神界もちょっと特殊なんですね^^なので私は「神」界とひとまとめに呼んでいますが、実はその中には仏教の仏様も含まれているのです。
神は縦糸仏は横糸
これに祖霊が加わって「日本教」とでも言うようなごちゃ混ぜでいいとこどりのいい意味でいいかげんな宗教観が日本人にはあるのです。
カミや神を祀るのは人ですから、神界の有り様も時代とともに変わっていきます。
縄文時代のアニミズムや祖霊信仰は現代のアイヌの人々の中にその名残を見ることが出来ます。その中には、「良い行いをしたら良いことが、悪い行いをしたら悪いことが起きる」という単純な思想がアニミズムや祖霊信仰とともに有ったのかもしれません。
ただ縄文期は約1万年も続いているのですよね。それだけで果たして1万年も平和で連続した社会が続いていくでしょうか?
私はこの縄文期にも社会通念としての神が存在したと考えます。その神は今も古事記以外の「ホツマツタエ」や「竹内文書」などの中に古の神の存在を確認することが出来ますので、ご興味のある方は既刊の関連書籍を呼んで見られると言いでしょう。
日本という国体が生まれ、そこに人が住み始めてからの最初の神は今も日本神界の重鎮として存在されています。古い神々のその殆どが今も神界にいらっしゃってそれぞれのお働きをされているのです。
話が少し横にそれますが、基本的に神というのは実は人間の幸せのためだけに存在しているのではありません。地球神界で言えば、地球という惑星すべての理を統括するものなのです。なので、人が生きていくための環境に貢献するのも神ですし、噴火や地震などの自然災害を引き起こすのもまた神なのです。どうぞそのことを忘れないでください。
長くなりましたので今回はこれにて。次回は神社やお寺にいらっしゃる神様のお話や仕組みを書いてみたいと思います。
読んでいただきありがとうございます。
吉野 拝
先日お話した日本の神界というのはちょっと特殊で、いくつもの信仰の多重構造になってます。
まず縄文期の一万年で基礎となるアニミズムや祖霊(先祖)信仰が生まれ、弥生期に稲作や製鉄技術を持つ大規模な渡来人の流入が道教や初期の仏教をもたらし、現代の神道祭祀の原型が生まれました。
その後奈良時代に入り本格的に仏教が日本に入ってきて、番組でも取り上げられているように千年の神仏混淆の時代が始まりました。
私はこれに縄文から続く祖霊信仰を付け足して、日本は大まかに3つの多重信仰が作った国だと考えています。
神様仏様ご先祖様(祖霊)が作った国日本。
多神教と仏教徒ご先祖様の国ですから、現在の日本神界もちょっと特殊なんですね^^なので私は「神」界とひとまとめに呼んでいますが、実はその中には仏教の仏様も含まれているのです。
神は縦糸仏は横糸
これに祖霊が加わって「日本教」とでも言うようなごちゃ混ぜでいいとこどりのいい意味でいいかげんな宗教観が日本人にはあるのです。
カミや神を祀るのは人ですから、神界の有り様も時代とともに変わっていきます。
縄文時代のアニミズムや祖霊信仰は現代のアイヌの人々の中にその名残を見ることが出来ます。その中には、「良い行いをしたら良いことが、悪い行いをしたら悪いことが起きる」という単純な思想がアニミズムや祖霊信仰とともに有ったのかもしれません。
ただ縄文期は約1万年も続いているのですよね。それだけで果たして1万年も平和で連続した社会が続いていくでしょうか?
私はこの縄文期にも社会通念としての神が存在したと考えます。その神は今も古事記以外の「ホツマツタエ」や「竹内文書」などの中に古の神の存在を確認することが出来ますので、ご興味のある方は既刊の関連書籍を呼んで見られると言いでしょう。
日本という国体が生まれ、そこに人が住み始めてからの最初の神は今も日本神界の重鎮として存在されています。古い神々のその殆どが今も神界にいらっしゃってそれぞれのお働きをされているのです。
話が少し横にそれますが、基本的に神というのは実は人間の幸せのためだけに存在しているのではありません。地球神界で言えば、地球という惑星すべての理を統括するものなのです。なので、人が生きていくための環境に貢献するのも神ですし、噴火や地震などの自然災害を引き起こすのもまた神なのです。どうぞそのことを忘れないでください。
長くなりましたので今回はこれにて。次回は神社やお寺にいらっしゃる神様のお話や仕組みを書いてみたいと思います。
読んでいただきありがとうございます。
吉野 拝
コメントを書く...
Comments